일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

かねて岡崎の奉行とも聯絡はあったらしい。又四郎は彼を引っ縛ると、その体を小脇にかかえて疾風のように駈け出した。そして奉行所に抛りこみ、またたく間に、人数をととのえて、大賀弥四郎の邸宅を包囲した。

奉行の大岡孫右衛門や、その子伝蔵や、また今村彦兵衛などは、又四郎の友人として、討手の中に参加していた。

その晩――

大賀のやしきには、倉地、小谷などの一味が来合わせて、やがて山田八蔵が、又四郎を連れて来るであろうと、例のごとき酒宴をひらいて待っていた。

来たものは、殺陣だった。

上意! 君命! と叫びかかる意外な人数であった。

「――露顕」

と、気づいたので、大賀弥四郎はみずから邸に火を放けて、どさくさ紛れに逃げようとしたが、かぶっていた女の被衣を却って怪しまれて、町の辻で捕まってしまった。

倉地、小谷のふたりは、ついに逃げおわせて、敵の――いや彼らにとっては味方の――武田領へさして落ちのびた様子であった。

さきに又四郎の手で縛られた山田は、すぐ浜松へ廻送され、一切を自白したかどで、一命はゆるされたが、髪を切って、懺悔の一文をあとに残し、どこへ去ったか行方知れずになってしまった。