후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
秀吉よりは一つ年下であったからことし四十五のわけだ。戦陣の風雲が人を磨くことはひどいものである。一眼のない容貌まで、どこか沈剛な風格のひとつになっている。
「こん夜はひどく御優遇でございますな」
北ノ庄に着城の晩。
彼は、勝家の歓待をうけながら、その歓待の過分に笑っていた。
初め、座にはお市の方もいて、勝家夫妻で彼をもてなしたが、利家は、
「われら武辺者の、すさまじき酒の座に、寒夜のお侍りは、お辛くおわそう。われらもちと窮屈、どうぞお室へ」
と、強いて奥へ籠るように云ってひきとらせた。
勝家は、遠慮とのみ、解していたが、利家の気持では、亡き信長にどこかやはり似ておわすと思われるお市の方が――所も遠い北国の城廓に、今は、勝家の夫人となって、この又左衛門利家ずれの酒席に侍しおられるかと――その心のうちを思いやると、胸もいたみ、盃のふちも冷たくて、酔い心地にもなれないのであった。
「さすが、よく参るの。したたかとは、承知していたが」
「酒ですか」
「おいの」
「はははは」
利家は、片目を燭にしばだたいて、浩然と笑った。
痩身の方だが、肩胸幅はひろく、薄手な美男型の容貌であるが、鼻ばしらと口の大きいのが目立つ。