일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんぱん ほうろうき

新版 放浪記

林 芙美子

林 芙美子의 新版 放浪記(しんぱん ほうろうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,330자 · 497화면

아오조라 문고

第二部

(一月×日)

私は野原へほうり出された赤いマリ

力強い風が吹けば

大空高く

鷲の如く飛びあがる

おお風よ叩け

燃えるような空気をはらんで

おお風よ早く

赤いマリの私を叩いてくれ

(一月×日)

雪空。

どんな事をしてでも島へ行ってこなくてはいけない。島へ行ってあのひとと会って来よう。

「こっちが落目になったけん、馬鹿にしとるとじゃろ。」

私が一人で島へ行く事をお母さんは賛成をしていない。

「じゃア、今度島へお母さん達が行くときには連れて行って下さい。どうしても会って話して来たいもの……」

私に「サーニン」を送ってよこして、恋を教えてくれた男じゃないか、東京へ初めて連れて行ったのもあの男、信じていていいと言ったあのひとの言葉が胸に来る。――波止場には船がついたのか、低い雲の上に、船の煙がたなびいていた。汐風が胸の中で大きくふくらむ。

「気持ちのなくなっているものに、さっちついて行く事もないがの……サイナンと思うてお母さん達と一緒に又東京へ行った方がええ。」

「でも、一度会うて話をして来んことには、誰だって行き違いと云う事はあるもの……」

「考えてみなさい、もう去年の十一月からたよりがないじゃないかの、どうせ今は正月だもの、本気に考えがあれば来るがの、あれは少し気が小さいけん仕様がない。