후리가나로 읽는 일본 고전
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しんきょうしょかん
新疆所感
日野 強
日野 強의 新疆所感(しんきょうしょかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,263자 · 9화면
を講じ今や漸次再びその萠芽を発せんとするもの少からざるを覚ゆ。
なかんずく吾人のもっとも視聴を驚かせしはタシケント地方よりトムスク市に達する鉄道(アルタイ線)布設の計画、いよいよ実行せられんとするの一事なりとす。その鉄道の敷設がイリに如何の関係をおよぼすべきやは、吾人の呶々(どど)するを待たず、露国の有名なる政治家ミハイル、セリホフ氏がその鉄道に関する説明にてこれをつくせり。氏はまずその鉄道の敷設をもって、露領中央アジアにおける殖産興業を啓発し、民衆の移殖を増進するのみならず、また軍事上極めて重要なりとするゆえんを説き、さらに一歩を進めていわく。
吾人は東方における有事の日、その鉄道は、わが辺境を掩護するため、軍事上決してこれを軽忽に付すべからざるを警告せんと欲す。露骨に表白すれば、その鉄道は露国の国境をして、漸次南方に拡張するがために、極めて須要なるものといわざるべからず。たまたま露清両国の境界をみるに、ただ櫛状の如き山岳もしくは河流をもってするいわゆる机上の理論的境界たるに過ぎずして、確乎たる境界線の設定せられたるものなく、この地方一帯の民族が一定の住所なく、肥沃の地を見れば山嶺をこえて移耕し、土地すでに尽くれば、更に河流を渉りて他に転穡(てんしょく)する、いわゆる水草をおうて転移しつつあるの現状に