일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あかいろうそく

新美南吉童話集

新美 南吉

新美 南吉의 新美南吉童話集(あかいろうそく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,131자 · 96화면

아오조라 문고

それは父親が大奮発で買ってくれた上等の胡弓だった。

二人が村を出て峠道にさしかかると、うしろから、がらがらと音がして町へ通ってゆく馬車がやって来た。それを見ると松次郎はしめしめ、といった。あいつに乗ってゆこう、といった。

木之助はお銭を持っていなかったので、

「おれ、一銭もないもん」というと、

「馬鹿だな、ただ乗りするんだ」と言った。

馬車は輪鉄の音をやかましくあたりに響かせながら近附いて来た。いつもの、聾の爺さんが馭者台にのっていた。それは木之助の村から五里ばかり西の海ばたの町から、木之助の村を通って東の町へ、一日に二度ずつ通う馬車であった。木之助と松次郎は道のぐろにのいて馬車をやりすごした。

馬車のうしろには、乗客が乗り下りするとき足を掛ける小さい板がついていた。松次郎はそれにうまく跳びついて、うしろ向きに腰をかけた。木之助の場所はもうなかったので木之助は馬車について走らなければならなかった。胡弓を持っているし、坂道なので木之助はふうふう言いながら走ったが、沢山走る必要はなかった。

馬車は半町もいかないうちにぴたととまってしまった。松次郎は慌てて跳びおりた。