일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あかいろうそく

新美南吉童話集

新美 南吉

新美 南吉의 新美南吉童話集(あかいろうそく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,131자 · 96화면

아오조라 문고

天気は大層よかった。雪の上にかっと陽がさして眩しかった。電線にとまった雀が、その細い線の上に積っていた雪を落すと、雪はきらきら光る粉になって下の雪に落ちた。外の明るい反射が家の中までさしていた。木之助は胡弓を見ていた。それから柱時計を見た。午前九時十五分前。遠くからカンカンカンと鐘の音が雪の上を明るく聞えて来た。小学校が始まったのだ。

木之助はまた胡弓を持って町へゆきたくなった。こんな風のない空気の清澄な日は、一層よく胡弓が鳴ることを木之助は思うのであった。そうだ、ゆこう。こけでも何でもいいのだ、この娑婆に一人でも俺の胡弓を聴いてくれる人があるうちは、やめられるものか。

女房や娘はいろいろ言って木之助をとめようとしたが駄目だった。木之助の心は石のように固かった。

「それじゃお父つあん、町へいったらついでに学用品屋で由太に王様クレヨンを買って来てやってな。十二色のが欲しいとじっと(いつも)言っているに」と女房はあきらめていった。「そして早う戻って来にゃあかんに。晩になるときっと冷えるで。味噌屋がすんだらもう他所へ寄らんでまっすぐ戻っておいでやな」

女房のいうことは何もかも承知して木之助は出発した。