후리가나로 읽는 일본 고전
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ひびのパン
日日の麺麭
小山 清
小山 清의 日日の麺麭(ひびのパン)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,039자 · 11화면
そのあとをいままた女房に死なれた自分が引継ぐのもなにかの縁かも知れないと末吉は思った。隣りの亭主の世話で、屋台車も安く手に入れることが出来た。
毎朝、末吉はおしづの弁当をつくり、おしづを近くの保育園まで送ってゆき、一旦家に帰ってからおでんの屋台を引きだした。末吉はおしづを保育園に入れた。おしづを保育園に預けておけば、末吉としても心おきなく商売に出られるわけであった。
この郊外には、戦争中は軍需工場の寮でいまはアパートになっている建物がかたまっている区域がある。そこに屋台車を留めておけば、三時頃までには仕込んでおいた材料があらかた売れた。アパートの居住者のかみさん連が待ちうけていて、ひるの惣菜や茶請がわりに買うのであった。また、こんにゃくや竹輪をその場で立食いする子供の客もある。日曜日は保育園は休みなので、その日にはおしづは末吉についてきて、アパートの子供たちと、屋台車の柄に下げてある商売用の鈴を鳴らしたりして遊んだ。
末吉ははじめ自分には果してこの商売がやってゆけるだろうかと思ったが、案ずるほどのこともなかった。尋常にやっていれば生活の道はつくものだ。