일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いっすんぼうし

日本の古典童話

楠山 正雄

楠山 正雄의 日本の古典童話(いっすんぼうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,747자 · 50화면

아오조라 문고

そしていつ幾日にお嫁合わせをするからと、おいい渡しになりました。

宰相はそれをお聞きになって、大そう困っておしまいになりました。そこで、鉢かつぎの所へ行って、

「お前をきらう人たちが、お嫁合わせということをやって、お前に恥をかかせようとしている。どうしたらいいだろうね。」

といいました。鉢かつぎは涙を流しながら、

「みんなわたくしがこちらにおりますから、こういう騒ぎになるのでございます。わたくしはもうどうなってもよろしゅうございますから、お暇を頂いて行くことにいたしましょう。」

といいました。

宰相はびっくりして、

「どうして、お前を一人出してやったら、またみんなにいじめられるにきまっている。わたしはそれがかわいそうでたまらない。どこでもお前の行く所までついて行って上げるよ。」

といいました。鉢かつぎはいよいよとめ度なく涙をこぼしていました。

宰相は鉢かつぎと二人で、そっと旅の支度にかかりました。すっかり支度が出来ると、夜の明けきらないうち二人はそっとお屋敷を抜け出しました。二人がいよいよ門を出ようという時に、ちょうど明け方の月が西の方の空に、研ぎすました鏡のようにきらきら光っていました。