후리가나로 읽는 일본 고전
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なかじきり
日本の文学 2 森鴎外(一)
森 鴎外의 日本の文学 2 森鴎外(一)(なかじきり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,092자 · 45화면
流れめての方にて折れ、こなたの陸膝がしらのごとくいでたるところに田舎家二三軒ありて、真黒なる粉ひき車の輪中空にそびえ、ゆん手には水にのぞみてつきだしたる高殿の一間あり。この「バルコン」めきたるところの窓、うち見るほどに開きて、少女のかしら三つ四つ、おりかさなりてこなたをのぞきしが、白き馬にのりたりし人はあらざりき。軍服ぬぎて盥卓のそばへ倚らんとせしメエルハイムは、「かしこは若き婦人がたの居間なり、無礼なれどその窓の戸疾くさしてよ」とわれに請いぬ。
日暮れて食堂に招かれ、メエルハイムとともにゆくおり、「この家に若き姫たちの多きことよ」と問いつるに。「もと六人ありしが、一人はわが友なるファブリイス伯にとつぎて、のこれるは五人なり」「ファブリイスとは国務大臣の家ならずや」「さなり、大臣の夫人はここのあるじの姉にて、わが友というは大臣のよつぎの子なり」
食卓につきてみれば、五人の姫たちみなおもいおもいの粧いしたる、その美しさいずれはあらぬに、上の一人の上衣も裳も黒きを着たるさま、めずらしと見れば、これなんさきに白き馬にのりたりし人なりける。ほかの姫たちは日本人めずらしく、伯爵夫人のわが軍服ほめたもう言葉の尾につきて、「黒き地に黒きひもつきたれば、ブラウンシュワイヒの士官に似たり」