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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
幸田 露伴의 日本の文学 3 五重塔・運命(うんめい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 100,648자 · 198화면
王の事を挙ぐるの時、道衍の年や既に六十四五、呂尚、范増、皆老いて而して後立つと雖も、円頂黒衣の人を以て、諸行無常の教を奉じ、而して落日暮雲の時に際し、逆天非理の兵を起さしむ。嗚呼又解すべからずというべし。若し強いて道衍の為に解さば、惟是れ道衍が天に禀くるの気と、自ら負むの材と、※々、蕩々、糾々、昂々として、屈す可からず、撓む可からず、消す可からず、抑う可からざる者、燕王に遇うに当って、然として破裂し、爆然として迸発せるものというべき耶、非耶。予其の逃虚子集を読むに、道衍が英雄豪傑の蹟に感慨するもの多くして、仏灯梵鐘の間に幽潜するの情の少きを思わずんばあらざるなり。
道衍の人となりの古怪なる、実に一沙門を以て目す可からずと雖も、而も文を好み道の為にするの情も、亦偽なりとなす可からず。此故に太祖実録を重修するや、衍実に其監修を為し、又支那ありてより以来の大編纂たる永楽大典の成れるも、衍実に解縉等と与に之を為せるにて、是れ皆文を好むの余に出で、道余録を著し、浄土簡要録を著し、諸上善人詠を著せるは、是れ皆道の為にせるに出づ。史に記す。道衍晩に道余録を著し、頗る先儒を毀る、識者これを鄙しむ。