후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,678자 · 17화면
また、……さきごろ所司代酒井若狭守(忠義)どのが参内いたし、おすべりとやら申上げまする、主上御箸つきの御膳部を賜わり、異例の光栄に恐懼して頂戴仕りましたところ、鯛の焼物が腐っていて口にいれることができず、いかにやと心易き殿上人に訊ねましたら、……儀式として鯛はきまったものながら大膳職の御経費に乏しきため鮮鯛を奉ることかなわず、主上にも御箸はつけたまわぬとのこと……」
幸子は両手をついたまま嗚咽をのんだ、太宰の膝に置いた手もぶるぶると顫えた。雁がわたるのであろう、更けた夜空を高く啼き過ぎる声が聞えた。
「一天万乗の君にして、かくばかり御艱難をしのばせたもう……広岡さまのお話を伺いながら、わたくしは身を寸断されるようにおぼえました。国事に身を捧げる志士の方々、日夜の御辛労はどれほどか、この家へおたち寄り下さるときくらいは、身にかなうだけおもてなしをして、せめて一夜なりとも心からご慰労申したい、そう考えて至らぬながら酒肴の吟味もしてまいりました、……けれども広岡さまのお話を伺いましたとき、『できるからする』という気持がゆるしがたい僭上だということに気づきました。