후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
つぎの日あたりから領民が集りだした。城主の恩にむくゆるためか、領土をまもろうとする心からか、老人が女が子供たちが、みんなかたい決意の色をみせて集って来た、それは五日のあいだ続いた。そしてもう来る者はないときまったとき、真名女はかれらと対面をした。領民たちは本丸の馬場にあつまっていた、真名女は姫に兜を持たせて城壁の上へあらわれた、五人の旗がしらが扈従していたが、萌黄村濃の鎧に太刀を佩いた真名女のすがたは五人の武者をはるかにぬいてみごとだった。領民たちはその壮美なすがたに心をうたれ、互いに感動のこえをあげながら、あたらしくたたかいの決意を誓いあった。
すぐに戦備がはじめられた。弾丸を鋳る者、矢を作る者、防塁を築く者、糧食を運ぶ者、木戸を結う者など、城の内外はめざましいほどの活気に満ちてきた。また城中の武士の婦人たちだけで城壁の外廓に壕を掘った、これはひじょうに大掛りなものだったが、しまいまで婦人たちだけでやりとおした。……この壕を掘りはじめてから間もなくのことである。靱負之助がみまわっていると、婦人たちのあるひと組が仕事の手をやすめて、なにかひそひそ囁きあっているのをみとめた。