후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
――こんどこそはひと押しだ。攻撃はつづけておこなわれた。二ど、三ど、しかし城はやはりびくともしなかった。泥でつくねたくらいに思っていたのが、じつは鉄石の壁だった、こんどこそはと必死の攻撃をしかけるたびに、寄手は少しずつ忍城がどのようなまもりであるかをおしえられた。そして、あまりに予想とかけはなれた事実をみて茫然とした。城兵の数は知れたものである、武器も多くはない筈だ。それでいて実際にはおどろくべき防戦ぶりをみせた。城には四つの門と五つの木戸があった、そのうちどのひとつを攻めても兵が充分にいて防ぎたたかうのである、よせてをま近へひきつけておいていっせいに射だす矢が、弾丸が、ひとつの無駄もなく生き物のようによせての兵をうち倒した。はげしい斉射につづいて斬って出る城兵のすさまじいたたかいぶりは悪鬼とも羅刹とも云いようがない、それがどの攻め口をついてもおなじだった。――城兵は三百あまりということだったが、事実は二千より少くはないぞ、それも精鋭すぐった兵に違いない。そういう評判がよせての陣にひろまった。――これは迂濶には攻められぬ。
主将三成もこの評判をきいた、かれも忍城の堅固さにおどろいていたので、ある日その本陣を出て丸墓山の丘の上に立った。