후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,091자 · 30화면
そんなことがわかると叱られるので、友達なかまのほかには決してもらしたことのないものだったが、お石は聞いて覚えていたのに違いない、――どんな気持だったろう。すでに十九歳になっていた彼には、そのときのお石の心が哀れにおもいやられた。おんなが容貌を貶られるほど辛いものはないという、お石はまだ幼なかったけれど、みなしごでもありよく気のまわる性質だったから、おそらくそんな蔭口を聞いては平気でいられなかったろう――わるいことをしたものだ。平之丞はそう思って自分を恥じた、そしてそのときから、お石に対する彼の態度がずっとやさしくなったのである。
鈴木家にはしばしば旅の絵師とか書家などが来て滞在した、惣兵衛がそういうことを好むので、これらの者のために部屋が設けてあり、食膳なども別に揃えてあって、滞在ちゅうはかなり鄭重にもてなされる。旅をまわるほどなので、絵師、書家といってもたいていさしたるものではない、然しそういう中からごくたまにではあるが、とびぬけた作を遺してゆく者がある、惣兵衛にとってはそれがこのうえもない楽しみだった。……こういう人びとのなかに、或るときなにがし検校とかいう琴の名手がいた。