후리가나로 읽는 일본 고전
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にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,807자 · 126화면
三月六日
そして「回想のセザンヌ」との本質の相異を感じる。やはり画家であるということと、文学者であるということとでは、セザンヌの評価の要点がこんなにちがうかと。ラルギエの本はいかにも日曜日風な編輯で目のたのしみにはなるが、「回想のセザンヌ」のような勉強にはならない。ゾラがセザンヌを理解しなかった。一般に絵画を。「制作」でゾラはセザンヌを「歪めた」。わかるように思う。
セザンヌの用語である実現するという表現の芸術的内容、芸術的再現は自然発生のものではなくて、画家によって構成されリアリゼされるものであるというところ、なかなか面白い。アングルを「何て本ものみたいにかくだろう」と軽蔑と嫌悪をもって云っているのは面白い。「モティーヴに向う」ということのいみもよくわかる、「モデルに向う」のではないところが。よい小説とはと考える。モティーヴに向って、いかにその芸術家の見るもの=感じとるものをリアリゼするかという点。
セザンヌは面白い。バルザックをあれ丈よんであき足りぬところ、それはユーゴーで充たされずセザンヌによって充足される。
三月六日(月曜)
きょうは曇天だが外気あたたかくおだやか。