후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうしゅじん
旧主人・芽生
島崎 藤村
島崎 藤村의 旧主人・芽生(きゅうしゅじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,813자 · 302화면
勇しい御気象にわたらせられるのですから、もう静息(じっと)していらせられることの出来ないという御有様。花火は時々一団の白い煙を空に残して、やがてそれが浮び飄(ただよ)う雲の断片(ちぎれ)のように、風に送られて群集の頭上を通る時には、あちこちに小供の歓呼が起る。殿下もたまには青空を仰がせられて、限(はて)も無い秋の光のなかに煙の消え行く様を眺めさせられました。
背後(うしろ)から押される苦痛(くるしさ)に、源は人を分けて特別席の幕外へ出ました。殿下はまた熱心に馬を見給う御様子。参事官なぞは最早(もう)飽果てて、八つが岳の裾に展がる西原の牧場を望んでおりました。源は御茶番の側を通りぬけて、秣小屋(まぐさごや)の蔭まで参りますと、そこには男女(おとこおんな)の群の中に、母親、叔母、外に身内の者も居る。源の若い妻――お隅も草を藉(し)いて。
「よっぽど良い馬が来た」
と源は佇立(たたず)みながら独語(ひとりごと)のように。叔母は振り返って、
「道理だぞよ。そいッたってもなあ」
「叔母さん、宮様を拝まッしたか」
「私(わし)はなあ、橋の傍で拝みやした」
母親(おふくろ)は源の横顔を熟視(みまも)って、