일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きゅうぶんにほんばし

旧聞日本橋

長谷川 時雨

長谷川 時雨의 旧聞日本橋(きゅうぶんにほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 158,045자 · 322화면

아오조라 문고

ある折両国の福本という講談席亭で、講談師なのか壮士なのか、あるいは弁士なのか、またはそれらの交りなのかそこの処は記憶が誠にはっきりしていないが、擬国会みたいなものが催うされたらしい。例によって私は父に連れられていった。自由党の人たちが多く来ていたのであろう。あれは中島だよとか、あれは誰だよとか種んな名をきいたが覚えてはいなかった。ただ、父と論じあったので板倉中という人の、赤ら顔の、小肥りの顎髭のある顔と、ずんずら短い姿と名を覚えている。この時も、正面の桟敷にいたが、大きな声をするので私は閉口していた。それに、どこでも呶鳴るので溜息が出た。

父は刀が好きだった。暇があると拭いをかけたり粉を打ったりして、いつまでもあきずに眺めていた。磨に出したりするのも好きだった。燈火の下でやる時もあるが、昼間でも静なときには一室を締めきってとじこもっていた。そんな時、母は大きらいで自分からさきに避けた。

「そらお父さんがはじめた、みんな退いておいでよ。」

私はなんとなしに、父の仕事に興味をもった。よく傍にいた。父は顎であっちへいっていろと指し示した。私は室のそとから覗いていると、父は居合を――声もかけずに、すらりと座ったままぬくのを試している。