일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじのせんそうぶんがく

明治の戦争文学

黒島 伝治

黒島 伝治의 明治の戦争文学(めいじのせんそうぶんがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,887자 · 24화면

아오조라 문고

そして、彼が軍艦に乗り組んでそこでの生活を目撃しながら、その心眼に最もよく這入ったものは、士官若しくはそれ以上の人々の生活と、その愉快なことゝ、戦争の爽快さであって、下級の水兵の生活は、その関心外にあった。たゞ、僅かに水兵の石炭積みの苦痛が一行だけ述べられてある。そして、それきりだ。ある時は、水兵は、彼には壮漢と見えた。

この士官階級以上に対してしか彼の関心がむけられなかったことは、後の小説「別天地」に於ても明かに看取されるし、他の戦争以外のことを扱った小説でも、比較的後期の「竹の木戸」「二老人」等は別として、多くは支配的地位にある者に眼がむけられている。これが、自然主義作家でも田山花袋とは異なるところで、より多く、新興ブルジョアジーのイデオロギーを反映していたあとが見られる。そして、独歩自身は多く窮迫の生活をしたにかゝわらず、階級的には支配階級の立場に立っていた。その階級的制約が、水兵たち下級の生活に注意を向けることを妨げたのであろう。

「酒中日記」の如き、日清戦争後の軍人が、ひどく幅をきかした風潮を、皮肉りあてこすっている作品でも、将校はいゝのだが、下士以下が人の娘や、後家や、人妻を翫弄し堕落させるとしている。