후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじにじゅうし、ごねんころのとうきょうぶんかだいがくせんか
明治二十四、五年頃の東京文科大学選科
西田 幾多郎
西田 幾多郎의 明治二十四、五年頃の東京文科大学選科(めいじにじゅうし、ごねんころのとうきょうぶんかだいがくせんか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,474자 · 6화면
私は岩元君とは明治二十七年卒業以来、逢う機会がなかった。私の頭には、痩せた屈み腰の学生服を着た岩元君をしか想像することはできない。私は始終鎌倉に来るようになってから、一度同君を尋ねて見たいと思っていた。しかし今度こそはと思いながら、無精な私はいつも奮発できなかった。その中、同君の逝去せられたのを聞いて残念に堪えない。新聞によれば、何千人かの会葬者があったらしい。同君は何処かにえらい所があったのだと思う。
右のような訳で、高校時代には、活溌な愉快な思出の多いのに反し、大学時代には先生にも親しまれず、友人というものもできなかった。黙々として日々図書室に入り、独りで書を読み、独りで考えていた。大学では多くのものを学んだが、本当に自分が教えられたとか、動かされたとかいう講義はなかった。その頃は大学卒業の学士に就職難というものはなかったが、選科といえば、あまり顧みられなかったので、学校を出るや否や故郷に帰った。そして十年余も帝都の土を踏まなかった。
*1「世代から世代へ、いく世代も。」
*2「少くともラテン語は読まなければいけない。」
*3「哲学者は煙草を吸わざるべからず。