일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やせがまんのせつ

明治十年丁丑公論・瘠我慢の説

石河 幹明

石河 幹明의 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,475자 · 21화면

아오조라 문고

とて、彼の浅田宗伯を信ずること深かりしという。すなわちその思想は純然たる古流にして、三河武士一片の精神、ただ徳川累世の恩義に報ゆるの外他志あることなし。

小栗の人物は右のごとしとして、さて当時の外国人は日本国をいかに見たるやというに、そもそも彼の米国の使節ペルリが渡来して開国を促したる最初の目的は、単に薪水食料を求むるの便宜を得んとするに過ぎざりしは、その要求の個条を見るも明白にして、その後タオンセント・ハリスが全権を帯びて来るに及び、始めて通商条約を結び、次で英露仏等の諸国も来りて新条約の仲間入したれども、その目的は他に非ず、日本との交際は恰も当時の流行にして、ただその流行に連れて条約を結びたるのみ。

通商貿易の利益など最初より期するところに非ざりしに、おいおい日本の様子を見れば案外開けたる国にして生糸その他の物産に乏しからず、随て案外にも外国品を需用するの力あるにぞ、外国人も貿易の一点に注意することと為りたれども、彼等の見るところはただこれ一個の貿易国として単にその利益を利せんとしたるに過ぎず。素より今日のごとき国交際の関係あるに非ざれば、大抵のことは出先きの公使に一任し、本国政府においてはただ報告を聞くに止まりたるその趣は、彼の国々が従来未開国に対するの筆法に徴して想像するに足るべし。