일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,336자 · 47화면

아오조라 문고

今日一日で月が変ると、明日からは十二月。一年に十二回ある晦日という奴も気に入らないが、十二月という最後の月は月全体が性にあわない。昨日今日からメッキリ寒気が身にしみやがると、モーロー車夫の捨吉は毛布をひっかぶって上野広小路にちかい小路の角で辻待ちをしていた。上野駅には車夫集会所というのがあって、駅の車夫はそこに詰めるのが普通であるが、捨吉はモーローだから、辻で客を拾う。客によっては酒手をたんまり強奪しようという雲助稼業である。

商店の奥をのぞくと、時計は九時をまわったところだ。いいカモをつかんで一パイありつきたいものだと思っているところへ、進みよった一人の紳士、黒い外套の襟に顔をうずめ、ハットを眼深にかぶっているが、色白の秀麗な眉目は隠しきれない。美髯をピンと八の字にはねて、年のころは二十六七、三十がらみという青年紳士である。手にはかなりカサはあるが、そう重くもないらしい包みを持っている。

捨吉は車を寄せて、

「へ。どうぞ。旦那、どちらまで」

「乗って参るのではない。本郷真砂町に中橋という別荘がある」

「ヘイ。ヘイ。存じておりやす」

「その別荘に行李が一個あずけてあるから、それを受けとり、浜町河岸の中橋本邸へ届けてもらいたい。