후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,336자 · 47화면
夜の明けきらぬうちにどこかへ捨ててしまおうと車にひいて街へでたが、悪事には馴れていても度を失うと日ごろのような気転がない。捨て場に窮しているうちに、お巡りさんにつかまってしまった。
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所轄の警察ではアッサリ捨吉の犯行ときめて、殺された女の身元さがしだけにかかっていた。美女ひとりとみて、手ごめにして殺したもの。モーロー車夫のよくやることだ。殺しッ放しに捨ててこず、行李詰めにしたのは、自宅へひきこんで手ごめにしたためだ。こう簡単にきめこんだ。
たった一人、若い巡査が不審をいだいて、念のため、捨吉の申し立てる中橋別荘へ辿って行って、別荘番にきいてみると、意外、彼の申し立てが真実とわかった。しかし、別荘番の言うことも変っている。
「御訊ねの通り、まことに人を小馬鹿にした車夫のふるまいですが、いったい、奴めが何をやりましたか」
「小馬鹿にしたと申しますと、何か致したのですか」
「致すも、致さないも、夜分、当別荘の玄関へ車をつけて、一個の行李を下して、本宅へ届ける行李だが、あとで誰か本宅へ届ける者が受けとりにくるから、その者に行李と二円の祝儀を渡してくれと云って、二円おいて行きおったのです。