일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げっぴょうをして

月評をして

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 月評をして(げっぴょうをして)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,339자 · 7화면

아오조라 문고

随って、甲には情状を酌量して乙には情状を酌量しないという偏頗な結果を来す。偏頗は文壇を害するものである。寧ろ一切の情実を去って、直接作品のみに対する公正な批判を下すべきである。――但し、私は茲で月評のことを云うのである。

月評をして、字義通りに月評たらしめよ。

私は月評と他の批評とを明確に区別したい。作品を評価するに、それが創作せられた当時の事情をも酌量し、また作者の性格天分にまで探り入ること、換言すれば、作品と作者とその周囲とを眼界に取り入れた批評、そういう批評の存在を私は是認する。否、そういう批評こそ真の批評であると信じている。最も必要な批評であると信じている。既に名を成した作家を正当な途に進ましむる助けとなるものは、未だ名を成さない作家を世に紹介するものは、天才をして益々光り輝かしめ愚才をして死滅せしむるものは、そういう批評であると信じている。根本に於ては人とその芸術とを切り離し得ないものであると信ずる私は、右のような批評こそ真に望ましいものであると思っている。

然しながら、月評はそういう批評とならないのが至当であろう。月評家は己の眼界を、単に作品のみに限らなければいけない。