일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きそおんたけのりょうめん

木曽御嶽の両面

吉江 喬松

吉江 喬松의 木曽御嶽の両面(きそおんたけのりょうめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,819자 · 32화면

아오조라 문고

はっと明るくなったと思って顔を上げて見ると、熊笹が低くなって日影が満面に照らしている。そして熊笹の所々に頭を顕して黄色い石楠花が咲いている。

熊笹の中を馳け下ると、栂樅などの林に這入る。いかに巨きな樹でも一抱えぐらいに過ぎないが、幹という幹には苔が蒸して、枝には兎糸が垂れ下っている。中には白く骨の如くになって立ち枯れしたものもある。あるいは枯れて倒れて草の中に縦横に横わっているものもある。その倒れた樹の上を飛び越え踏み越えて下るのだが、その急峻といったら全く垂直線の板上を滑り落ちるようだ。落下しないために絶えず足を動かしていずにはいられない。止め度なく飛び降りつづけるのである。ちょっと油断すれば先行者の姿は草か倒木の下に隠れて見失うのである。立ち止って「オーイ」と呼ぶと、遥か下の方で「オーイ」と答えるが、ただ声だけで、その声も妙に物凄く響く。樹林の中の空気も人の声を伝えた事は稀にしかないのだ。聞く者の耳も妙に変っている。この「オーイ」「オーイ」の応答が杜絶えると、自分の心臓の鼓動が高く響くだけが気になる寂莫である。

遠く下の方で谿流の響が耳にはいるが、降れども降れども中々達しない。