후리가나로 읽는 일본 고전
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つくえのひきだし
机の抽斗
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 机の抽斗(つくえのひきだし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 421자 · 1화면
ハワイのヒロはホノルルに次ぐ都会であるが、そのヒロに某と云う商店があって、賃銀の関係から支那人や日本人を事務員に使っていた。某時その事務員の一人であった支那人がしくじったので、すぐ解雇してその後へ新らしく事務員を入れたところで、数日してその事務員は来なくなった。商店の方では事務にさしつかえるのでまた別の事務員を入れたが、その事務員も数日すると来なくなった。商店の方ではなんと云う事務員の落ちつかない机だろうと云ってまた別の事務員を入れたが、それも数日すると来なくなり、その後も一人二人入れてみたがそれもすぐ来なくなった。そこで店主が不審して来なくなった事務員について詮議してみると、解雇せられた支那人のいた机で事務を執っていて、その机の抽斗を啓けると傍へ人が来て立つような気がして、事務を執っていられないので来なくなると云うことが判った。
これは「電球にからまる怪異」の話とともに、大正三年比ハワイに住っていた田島金次郎翁の土産話である。