후리가나로 읽는 일본 고전
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むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
佐々木 邦의 村一番早慶戦(むらいちばんそうけいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,468자 · 34화면
妹は皆東京へやる。その代り嫁は必ず東京から貰う」
「随分勝手だね。草深い田舎へ来る人が可哀そうじゃないか?」
「僕は村にいたくない。東京だよ。君、生活は」
「思想が変ってしまったんだな」
「何故?」
「君は僕に妹があれば貰うと言っていたじゃないか?」
「成程ね。しかし君はないから仕方ないと言ったよ」
「言った。しかし未だその先があったぜ」
「詰まらないことを覚えているんだね。ハッハヽヽ」
と今度は東金君が一笑に附してしまった。僕としてもその折問題にしなかったのだから、今更苦情を持ち込める義理でない。そのまゝ行き詰まったところへ、郁子さんがお茶を運んで来た。
「郁子さん、お芽出度う」
「まあ!」
「東京ですってね?」
「えゝ。オホヽヽヽ」
と郁子さんは袂で顔を蔽って逃げて行ってしまった。至って天真爛漫だ。僕は多少感銘を与えていた積りだったが、それは主観に過ぎなかったのである。
もうこの辺で東金家の意向が分る筈だ。僕は余程お人好しだと見える。それから二年たって僕達の卒業が近づいた頃、東金君の一番末の妹の鶴子さんが女学校の五年生になっていた。郁子さんに勝るとも劣らない器量だったから又評判だった。