후리가나로 읽는 일본 고전
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むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
佐々木 邦의 村一番早慶戦(むらいちばんそうけいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,468자 · 34화면
未だ尋常三四年だったが、一夫さんのところなら行くわと答えた。無論まゝごとみたいな話だけれど、何うもそれが鶴子の頭に残っているのらしい」
「ふうむ」
「何となく君が好いんだ。若しあの時から今まで然う思い込んでいるのだとすれば、僕は重大な責任を感じる」
「…………」
「兎に角、僕は愚痴を零しながら、昨今の心持を理解して貰いたいと思って来たんだ。誠意を認めてくれるだろうね?」
「認めるとも」
「実はその後何かの切っかけで変心して、村一番になろうと思ったが、親父の計画通りにやっても、子供が不幸になるばかりだ。義兄は案外の道楽者で、姉は苦労が絶えない。義弟の方は申分ないけれど、姑がむずかしいものだから、郁子は泣いてばかりいる。僕だって鼻を咬まれるような騒ぎだから、これから先が思いやられる」
「因果だね、お互は。鶴子さんが来てくれる気で僕が貰う気でも、親同志の納得ってことは迚も想像がつかない」
「僕に一つ考えがある」
「何だい?」
「君もこのまゝ嫁を貰わないで待っている。鶴子もこのまゝ何処へも行かないで待っている」
「成程」
「両方で持て余すよ。僕の親父が我を折れば、君のところでも考えてくれるだろう」