후리가나로 읽는 일본 고전
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とうきようのはね
東京の羽根
小川 未明
小川 未明의 東京の羽根(とうきようのはね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 2,099자 · 5화면
東京のお正月は、もう梅の花が咲いていて、お天気のいい日は、春がやってきたようにさえ見えるのであります。義雄さんは、隣のみね子さんと羽根をついていました。
みね子さんは、去年学校を出たのでした。きょうはお店の公休日です。叔母さんのお家へいってきたといって、きれいな着物を着ていました。義雄さんは、まだ来年にならなければ、学校を卒業しないのであります。
「いいかい、こんど落としたら罰に、たたくのよ。」
「義雄さんこそよくって。さあ上げてよ。」と、みね子さんは、ポンと羽根をたたきました。打ち方がよくなかったので、羽根が横へそれてしまいました。
「あ、ごめんなさい。」と、みね子さんは、おわびをしましたが、義雄さんは、素早く走って、その羽根を力まかせに打ち返しました。けれど、羽根は、みね子さんの方へはいかずに、往来の方へ飛んでゆきました。ちょうど、そのとき一台のトラックが走ってきましたが、羽根は、そのトラックの上の荷物の蔭に落ちて、トラックは、知らずにそのまま羽根をのせてかなたへいってしまいました。
「いいよ、僕、新しい羽根を持ってくるから。」という義雄さんの声を、トラックの上に乗ってしまった羽根はうしろの方できいたのであります。