후리가나로 읽는 일본 고전
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まつかぜのもん
松風の門
山本 周五郎
山本 周五郎의 松風の門(まつかぜのもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,862자 · 26화면
」
宗利の側には朽木大学がいた。彼は話題のすべてを聴きながら一言も口を※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)さまず、始終ひっそりと沈黙を守っていた。
八郎兵衛の捜索は直ぐに始められた。然しその噂は次で起った藩政上の大きな問題のために蔭へ隠れてしまった。宇和島ではその前年から、領内の検地に取掛っていた。先代秀宗が就封して以来、万治元年に吉田領を分地して七万石になったままあたらしく開墾された田地が相当多いにも拘わらず、それらの調査が出来ていなかった。然も宇和島の反別は六尺三寸の竿で行われた古法のもので、これは当然六尺竿に改めなければならない、そこで新しい竿入れと、従来脱税のまま捨てて置かれた新田の調査を始めたのであった。然し領民たちはこの検地が重税を課すためのものであると考え、相い通謀して猛烈に反対運動を始めた。中にも河内村の庄屋安藤弥次右衛門は、その一族と共に最も頑強に検地を拒み、竿入れのため出張した役人たちとのあいだに、争闘を演ずるという事件さえ起った。
――是は一揆になるぞ。
そういう空気が一藩の上に重くのしかかってきたのであった。