일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まつかぜのもん

松風の門

山本 周五郎

山本 周五郎의 松風の門(まつかぜのもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,862자 · 26화면

아오조라 문고

「なにを思いついたのだ」

「はあ、それが、申上げますと恐らく」八郎兵衛は恥かしげに膝を撫でた、「お上はお笑いあそばしましょうから」

「他人に笑われるようなことか」

「みんな笑いますので、誰も真面目に聞いて呉れませぬので弱りました、実は、達磨が面壁九年に大悟したと申します、むろんお上にも御承知でござりましょう」

「それがどうした」

「九年の面壁で、達磨はなにを悟ったのでございましょうか、私はふとそれが知りたくなったのでござります、お上にはお分りあそばしましょうか」

「知らんな、大学はどうだ」

宗利は笑いながら振返った。朽木大学は黙って八郎兵衛の顔を瞶めていた。

「誰にたずねましても笑われるばかり、致方なく自分で試みる決心をつけまして、白狐の窟に籠ったのでござります」

「それで達磨の悟が分ったのか」

「はあ……」

「ばかに早いではないか、どう分った」

八郎兵衛はちょっと黙っていたが、やがて同じような平板な口調で答えた。

「面壁九年ののち、達磨は結跏を解いて起ちながら、かように申したと存じます、なるほど、ただ睨んでいるだけでは壁に穴は明かぬ」

「なに、もういちど申してみい」

「睨んでいるだけでは」