후리가나로 읽는 일본 고전
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つちのなかからのはなし
桜の森の満開の下
坂口 安吾의 桜の森の満開の下(つちのなかからのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,558자 · 153화면
大宝、養老の律令がでた。風土記も、古事記も、書紀もあまれた。奈良の遷都も行われた。貨幣も鋳造された。
然し、女帝達の意志と気力と才気の裏に、更に一人の女性の力が最も強く働いていた。橘三千代であった。天武以来、持統、文武、元明、元正、聖武、六代にわたって宮中に手腕をふるった女傑であった。
男の天皇に愛せられた女傑の例は少くない。然し、男の天皇にも、別して女の天皇により深く親しまれ愛されたという女傑の例はめったにない。
三千代は始め美努王に嫁して葛城王(後の橘諸兄)を生み、後に、藤原不比等に再嫁して光明皇后を生んだ。元明女帝の和銅元年、御宴に侍した三千代の杯に橘が落ちたのに因んで橘宿禰の姓を賜ったのである。
史家は推測して、三千代は文武天皇のウバの如きものではなかったか、又、首皇子に就ても同じような位置にあったのではないか、という。とまれ六朝に歴侍して宮中第一の勢力を持ち、男帝女帝二つながら親愛せられて、終生その勢力に消長がなかったという三千代の才気は、いささか我々の理解を絶するものがある。
然し、こういうことが云える。六朝に歴侍して終生その宮中第一の勢力に消長がなかったという三千代の当面の才気に就ては分らない。