후리가나로 읽는 일본 고전
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うめちらほら
梅ちらほら
吉川 英治
吉川 英治의 梅ちらほら(うめちらほら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,712자 · 6화면
紅梅夢
と云った。妙に、こんな平凡なことばが、一生忘れられない。
それと、その帰りに、父が、蕎麦屋かどこかで飲んで、大酔した。ほかの梅見客と同じように、梅の一枝をかついで、さんさんと道をよろめき、時々、帽子を落したり、坐ってしまったりして、少年の僕を困らせた。まだ、根岸から電車もなかった時代なので、家に帰るまで、僕は、幾たびも、途方にくれた。しかし、父の印象として、なつかしく、今も思い出してうれしくおもうのは、なぜか、その日の父である。
紅梅夢
梅の古材は、印材にいい。盆、莨セット、その他の小器具に作ると、自ら光沢が出て、雅味を加える。村の人は、薪にする。いつも、勿体ないとおもう。
桜を伐るのは、樹のために悪いというが、梅は伐るほどいいといわれ、それに南枝、東枝、やたらに伸びるので、よく伐られる。
奥多摩地方では、梅の実を多く収穫するために、梅の枝を、捻じ折る習慣がある。ために、下向きの枝がふえ、樹の姿が、傘のように見える。吉野の“折り梅”と呼んで、これを名物と見る人もあり、また自然でないといって、好まない人もある。川合玉堂氏などは、後者の方である。ついでにいうが、かつてこの地方へ疎開していた朝倉文夫氏は、梅の絵を描くと、余技ともいわれない墨梅を画く。