후리가나로 읽는 일본 고전
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しょくぶついちにちいちだい
植物一日一題
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物一日一題(しょくぶついちにちいちだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,011자 · 312화면
屋根の棟の一八
これぞすなわち、今私の知り得る範囲では最大な南天の巨材である。
京都の嵯峨に佐野藤右衛門という植木屋の老人があって、植木のことには誠に堪能であった。そして特別にサクラを愛して多くの種類を園中に蒐めていた。あるとき巨大に成長した南天の話をしたら、この老人のいうには、南天の種子を極めて大量に蒔いて沢山にその苗を仕立ててみると、その中には群を抜いて特に大形に育ち来るものが一、二本はある。総じて南天は叢生する天性があるのだが、この大きくなる苗は常に一本立ちになっているとのことであった。
屋根の棟の一八
一八とはイチハツの当字で、イチハツとは鳶尾で、鳶尾とは紫羅襴で、紫羅襴とは紫蝴蝶で、紫蝴蝶とは扁竹で、扁竹とは Iris tectorum Maxim. で、それはアヤメ科の一花草で、中国の原産で、往時同国から日本に渡ったもので、今日、日本では鑑賞花草としてよく人家の庭に栽えられてある宿根草であるが、もとより日本には野生はない。
このイチハツは日本で名づけた俗名でありながら、今のところその語原が不明である。茎の頂に花が一つずつひらくから、それで一発の意味だとこじつけられないことはない。