일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かっこんとう

橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇(かっこんとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,213자 · 34화면

아오조라 문고

葛根湯

日本へ来て貿易商館を開いてからまだ間もない瑞典人で、キャリソン・グスタフという六尺有余の大男がある。図体に似合わぬ、途方もない神経質な奴であった。ある朝、用事があって訪ねて行ってみるとこの動脈硬化症は手紙を書いていたが、人の顔を見るといきなり手を振って、

「静かに! 静かに! 小さな静かな声で話してくれ! 頭に響いてどうにも堪えられんから」

と言うのであった。鼻風邪を引いたというのだったが、なあに引いたのは鼻の一部分だけで別段熱も何にもなく、のべつに涙を溜めて嚔をしているだけのことであったが、そこが大分人よりも違っている超神経質氏であったから言うことが頗る振るっていた。内科医のところへ行くとありもせぬ病気をみつけ出されるのが怖いというので、絶対に足を踏み込まぬ男であったが、それほど気分が悪いのならジンかコニャックでも引っ掛けて、蒲団を被って寝ちまったらどうだと言ったら、グスタフは頭に響かせながら、

「WHAT NONSENSE!」

と顔を歪めた。

「今三村ドクトルに掛っているのに酒が飲めるか!」

と際どいところで白状した。

グスは先月以来、酒を飲むと痛くて飛び上がる病気に罹って暮夜、ひそかに三村と呼ぶ花柳病専門の医者へ通っているところであった。