일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かっこんとう

橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇(かっこんとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,213자 · 34화면

아오조라 문고

何でも、この時の大雷雨は、逗子鎌倉地方では、八十年ぶりとかいうことであった。鎌倉の八幡宮の、杉の老木が二本も落雷で裂け、おまけに東京では八十カ所も落雷したと後で新聞に出ていたから、東京にいてももちろん私は、右往左往して仰天したに違いなかったであろう。しかし、東京で雷に遭うのと、逗子で遭うのとでは、私の気持の持ち方が違う。中央気象台で、なまじ有難そうな図表なぞを見せられて、安心して出かけて行ったばかりに、もう腹が立って腹が立って、……今でもその時のことを考えると中央気象台へ押しかけて行って、愚痴のひとつも並べたくなってくる。

が、もう、十何年も昔のことだ。あの時の若い技官二人は今頃は出世して、どこかの測候所長にでもなっているに違いない。

雷さんはイキなもの

昔の物語を読むと、バカげたことが書いてある。若い女房が、たった一人で留守番をしてるところへ、ピカリゴロゴロ……ちょっくら、雨宿りを、さしておくんなさい! とはいって来た途端に、ピカッときて若い男に、アレエとばかり女房は縋りつく。しっぽり濡れて、二人は割なき仲となりにけりというのであるが、そんなバカげた話があって堪るものか! と私は考えていた。