후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
「いいことを言って下さいました。」
と、朝倉先生はかるくうなずくようにしたが、そのまま眼をおとして、しみじみとした調子で言った。
「おたがいに真実を生かしあう、それほど真実なことはない。そうした真実の持主が何人か居りさえすれは、日本もきっと救われる時があるんだ。おたがいに、きょうの本田さんの真実を忘れないようにしたいものだね。」
しばらく沈默がつづいた。月の光が、窓の近くの生徒たちの坊主頭をうしろからぼんやりてらしている。
「では、これから会員の自由な感想発表にしたいと思いますが、そのまえに、きょう新入会員が一人出来ましたから紹介します。」
大沢がそう言って、俊三の方を見た。俊三はちょっと顔をあかくして頭に手をやったが、すぐ立ちあがった。すると大沢が言った。
「本田俊三君、四年生です。上級の人はもうみんな知っているだろうと思うが、次郎君の弟です。これまでは白鳥会を多少軽蔑していたようですが、きょう次郎君や僕といっしょに鶏を解剖しているうちに、入会する気になったんです。小父さんがさっき言われた、鶏肉胃袋に入る会のつもりで入会したのかも知れませんが、将来見込はあるつもりです。