일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

」

という程度以上に出なかった。ただひとり、二年の生徒でこんなことを言ったものがあった。

「僕は、きょう、良心の自由という言葉と人間の真実という言葉とを覚えました。僕は、これから、どんな時にも、この二つの言葉と、僕たちのために死んでくれた鶏のことを思い出したいと思います。」

朝倉先生や俊亮をはじめ、上級の生徒たちは、いいあわしたように、その生徒の顔を見つめた。

「あの生徒はM少将の息子です。ご存じでしょう、M少将のことは。」

朝倉先生が、そっと俊亮の耳にささやいた。俊亮はうなずいて、一層注意ぶかくその生徒の顔を見つめた。

M少将というのは、満州事変が起る頃まで、陸軍省内に重要な地位を占めていたが、事変について省内で何か烈しく論争したため、急に予備役に編入されたという噂のある人だったのである。

M少将の息子の発言が終ると、それまで沈默をつづけていた次郎が、急に口をきった。

「僕はいま、M君の言葉をきいたとたん、なぜか、僕がこの会に入会して間もないころの、ある夕方のことが、はっきり眼にうかんできたので、それを話すことにします。」

そう前置きして、彼は、文庫の両側にかかっている「白鳥入芦花」