후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
「いや、それだけはご安心が願えるかと思います。私がこれまで見て来ましたところでは、次郎はあくまでも国家の道義のために仂きたい、不正な権力に対しては身を捨てても戦いたい、と、そういった考えでいるようですから。」
曾根少佐の長いひげがびりびりとふるえた。俊亮は平然として、
「とくに最近は、そういう考えが固い信念のようになって来たようです。それは多分朝倉先生のご感化だと思いますが、しかし、今度の事件で、実際問題にぶっつかって鍛えられたということが非常によかったと思います。その点で、私は、朝倉先生だけでなく、そういう機会を次郎にお与え下すった皆さんに、深くお礼を申さなければならないと思っています。」
俊亮の調子には、微塵も皮肉らしいところがなかった。悠然というか、淡々というか、まるで表情のない顔付をして、ごくあたりまえの調子でそう言ったのである。
校長も、西山教頭も、曾根少佐も、ただ渋い顔を見合わせているよりほかなかった。
そこへ、廊下の方の扉に軽くノックする音がきこえ、やがて黒田先生がはいって来た。
先生は、曾根少佐がその席にいるのを見て、ちょっとけげんそうな顔をしたが、すぐ校長に向かって、