후리가나로 읽는 일본 고전
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うたあんどん
歌行灯
泉 鏡花
泉 鏡花의 歌行灯(うたあんどん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,094자 · 72화면
この叔父さんのお供だろう。道中の面白さ。酒はよし、景色はよし、日和は続く。どこへ行っても女はふらない。師走の山路に、嫁菜が盛りで、しかも大輪が咲いていた。
とこの桑名、四日市、亀山と、伊勢路へ掛った汽車の中から、おなじ切符のたれかれが――その催について名古屋へ行った、私たちの、まあ……興行か……その興行の風説をする。嘘にもどうやら、私の評判も可さそうな。叔父はもとより。……何事も言うには及ばん。――私が口で饒舌っては、流儀の恥になろうから、まあ、何某と言ったばかりで、世間は承知すると思って、聞きねえ。
ところがね、その私たちの事を言うついでに、この伊勢へ入ってから、きっと一所に出る、人の名がある。可いかい、山田の古市に惣市と云う按摩鍼だ。」
門附はその名を言う時、うっとりと瞳を据えた。背を抱くように背後に立った按摩にも、床几に近く裾を投げて、向うに腰を掛けた女房にも、目もくれず、凝と天井を仰ぎながら、胸前にかかる湯気を忘れたように手で捌いて、
「按摩だ、がその按摩が、旧はさる大名に仕えた士族の果で、聞きねえ。私等が流儀と、同じその道の芸の上手。江戸の宗家も、本山も、当国古市において、一人で兼ねたり、という勢で、自ら宗山と名告る天狗。