후리가나로 읽는 일본 고전
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としだなにまつるかみ
歳棚に祭る神
柳田 国男
柳田 国男의 歳棚に祭る神(としだなにまつるかみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,857자 · 6화면
年男
暮の寒い風がぼうぼうと吹くころに、
正月様どこまで
何とか山の下まで
などと待ち兼ねて子供たちが歌っていたのは、やはり家々の元祖の神霊であって、それが無数のミタマサマを引率して、著しい季節のかわり目には我々の家庭に新たなる精力を運び込むものと、昔の人たちは考えていたらしいのである。
年男
だから春を迎えるという家々の準備には、一通りならぬ謹慎があった。衣服も食物も共に皆晴れのものを用い、言語挙動までも清浄を専らとしたのは、決して縁喜という類の幼稚なる論理からでない。祭主は当然に家長の役であったが、家にも一国と同じく祭政分離の必要があって、優良なる若者の中から年男が選定せられることになった。年男の権限は土地によって広狭がある。それを比較して見ると新年の事務の何であったかがわかる。東京などでは豆をまくのが年男のように思っており、堅い家風の家でも、新しい手桶に若水を汲むまでを年男の役にしているだけだが、信州越後その他の村では、中々容易でない骨折である。注連の内を通じて、または少なくとも改まった食事だけは、女に調理させぬところがある。七草や十五日の小豆粥だけは、男がこしらえるに定まっている家もある。