일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しけんといきなわ

死剣と生縄

江見 水蔭

江見 水蔭의 死剣と生縄(しけんといきなわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,104자 · 31화면

아오조라 문고

七

それに人の身の重量が加わったので、危く水に漬りそうにまで成った。それすら小虎は巧みに越した。もう其難場は越したので、一息吐くかと思う頃。

「あっ」

小虎の鋭い叫びと殆ど同時に、巌畳に綯ってある藤蔓縄が、ぷつりと断れた。小虎は水音凄まじく新利根の堀割に落ちた。竜次郎の驚きは絶頂に達した。

七

「巫山戯た真似をしやあがる。俺が渡さねえようにして置いたのに、船を取りに綱渡りで来やあがるなんて畜生、醜態あ見やあがれ」

向河岸の楊柳の間に、何時の間にやら以前の悪僧が再現して手に鰻裂の小庖丁を持っていた。此方を睨んだ眼の凄さと云ったら無かった。此奴が正しく藤蔓を断ったのだ。

「私、少しは泳げます。大丈夫で御座います」

小虎は然う云いながら、傘を捨て、平泳ぎに掛った。一手二手でも其水泳に熟達しているのが見えたので竜次郎は安心して、「兎に角此方へ……」と、麾いた。

女が泳げると見て向河岸の悪僧は、頭から湯気の立つ程赫怒して、

「やい、女、新堀割の人喰い藻を知らねえか。此所へ落ちたらそれ限りだ。藻や菱が手足に搦んで、どうにも斯うにも動きが取れなく成るんだぞ。へへ、鯉でさえ、鮒でさえ、大きく成ると藻に搦まれて、往生するという魔所だ。