후리가나로 읽는 일본 고전
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
三遊亭 金馬의 江戸前の釣り(えどまえのつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,910자 · 214화면
と帰ってきたのだが、両国駅まで歩いてくる途中でも、売ってくださいと、二、三人ついてくる。
四谷の家に着いてから、弟子に残りの魚を取りにやらせると、
「さきほど、二十六、七のイキな女の人が見えまして、金馬の宅からまいりましたが魚を取りにきた、というので渡しました」
という。もちろん、ぼくの家の者ではない。
船頭の家では、
「師匠の二号さんかと思って、安心して全部渡しました」
竿忠の音ちゃんも、
「師匠、オツな二号さんがいるのですねえ」
と、うす笑いをして、この女をほんものだと思っている。とんだ無実の罪、ひどいぬれぎぬだ。
それにしても、ぼくのことをよく知っている不思議な婦人だ。そのときのボラを返してくれなんてしみったれたことはいわないが、今でも一度その女に会ってみたいと思っている。
名古屋地方では、どんな野池でも細川でも、ボラやフナの養魚をしているが、川番というのがあって、そこで料金を取って釣らせる。入漁料といわず、「運上」という。運上とは、昔の言葉で税金という意味になるそうだ。
各河川とも五月中旬が川開きで、川開きというと東京の花火のように聞こえるが、つまり解禁日にあたる。