후리가나로 읽는 일본 고전
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けっせんかわなかじま うえすぎけんしんのまき
決戦川中島 上杉謙信の巻
坂口 安吾의 決戦川中島 上杉謙信の巻(けっせんかわなかじま うえすぎけんしんのまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,278자 · 19화면
彼の狂乱した目が見えた。余の太刀筋に狂いがあり、甚しく意にみたぬものを感じたが、いかんとも詮方ない。二太刀。三太刀。信玄の肩先にかなり深く斬りつけた手応えを感じたが、彼の姿はまだくずれなかった。四太刀目こそはと振り上げたとき、余の馬が躍り立って駈けだした。敵兵の槍に馬の尻を突かれたのだ。余の馬は敵陣のただ中を駈けぬけて、信玄の姿は遠く離れてしまったのである。
敵方に一万二千の援軍が馳せつけた。それからは我が軍の不利であった。夕頃、余は残兵をまとめて善光寺に退いて集合した。敵も兵力をまとめて海津城に入る。戦は朝五時にはじまり、夕方五時に終ったのである。わが軍は死者三千七百。負傷者六千。敵軍は死者四千六百、負傷者一万三千。
山蛸を逸す。悲しきかな。