후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
伊波 普猷의 沖縄女性史(わたしのこどもじぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,877자 · 60화면
しかし二年の間母国の言葉を使わなかったためか、その語調は少し変であった。私始め親類の子供達は今までに見たことのないオモチャの御土産を貰って喜んだ。叔父は断髪姿で外出しては剣呑だというので、夜分でなければいっさい外出はしなかった。数カ月経って、髪の毛が長くのびたので、また昔のように片髻を結うて、盛んに親戚朋友の家を訪問していた。この年の暮に家の祖母さんが死んだ。叔父は祖母さんの墓参にはかかさずいった。そしていつも私達には東京の面白い話をして聞かせた。ところが翌年の正月に、この新文明の鼓吹者であった叔父は腸チブスに罹って急に死んだ。彼はじつに末頼もしい活溌な青年であったが、十八歳を一期として白玉楼中の人となった。私は今までただ叔父と呼んで彼の名を言わなかったが、彼の名は許田普益であることを読者におしらせしたい。さて時勢はだんだん変って来て、沖縄から公然と数名の青年を東京に遊学させることになったので、本家の方では、こうなると思えばあのまま東京に置いておくのであったといって今更のように後悔した。叔父は今まで生きながらえていたら、まだ四十九歳で、盛んに活動している頃だが惜しいことをしたものだ。