후리가나로 읽는 일본 고전
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
泉 鏡花의 河伯令嬢(かはくれいじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,763자 · 68화면
はじめよりして、判官殿の北国の浦づたいの探訪のたびに、色の変るまでだった、夏吉の心が頷かれた。
「――能登路の可心は、僻みで心得違いをしたにしろ、憎いと思った女の、過って生命を失ったのにさえ、半生を香華の料に捧げました。……
(――これは縁起に話しましたが――)
私なんぞ、まったく、この身体を溝石にして、這面へ、一鑿、目鼻も口も、削りかけの地蔵にして、その六地蔵の下座の端へ、もう一個、真桑瓜を横噛りにした処を、曝しものにされて可いのです。――事実、また、瓜を食って渇命をつないでいるのですから。」
と自棄に笑った。が、酔もさめ行く、面の色とともに澄切った瞳すずしく、深く思情を沈めた裡に、高き哲人の風格がある。
ここは渠について言うべき機会らしい。小山夏吉は工人にして、飾職の上手である。金属の彫工、細工人。この業は、絵画、彫刻のごとく、はしけやけき芸術ほど人に知られない。鋳金家、蒔絵師などこそ、且つ世に聞こゆれ。しかも仕事の上では、美術家たちの知らぬはない、小山夏吉は、飾職の名家である。しかも、その細工になる瓜の製作は、ほとんど一種の奇蹟である。
自ら渠が嘲った。