후리가나로 읽는 일본 고전
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ぬまふじん
沼夫人
泉 鏡花
泉 鏡花의 沼夫人(ぬまふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,541자 · 78화면
ちとやそっとの、ぶんぶんなら、夜具の襟を被っても、成るべくは、蛍、萱草、行抜けに見たい了簡。それには持って来いの診察室。装飾の整ったものではないが、張詰めた板敷に、どうにか足袋跣足で歩行かれる絨氈が敷いてあり、窓も西洋がかりで、一雨欲しそうな、色のやや褪せた、緑の窓帷が絞ってある。これさえ引いておけば、田圃は近くっても虫の飛込む悩みもないので、窓も一つ開けたまま、小松原は、昼間はその上へ患者を仰臥かせて、内の国手が聴診器を当てようという、寝台の上。ますます妙なのは蚤の憂更になし。
地方と言っても、さまで辺鄙な処ではないから、望めばある、寝台の真上の天井には、瓦斯が窓越の森に映って、薄ら蒼くぱっと点いていたっけが、寝しなに寝台の上へひょいと突立って、捻って、ふっと消した。
「何、この方が勝手です、燧火を一つ置いといて頂けば沢山で。」
この家の細君は、まだその時、宵に使った行水の後の薄化粧に、汗ばみもしないで、若々しい紅い扱帯、浴衣にきちんとしたお太鼓の帯のままで、寝床の世話をして、洋燈をそこへ、……
「いいえ、お馴れなさらないと、偶とお目覚めの時、不可いもんですよ。