일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぬまたのかや

沼田の蚊帳

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 沼田の蚊帳(ぬまたのかや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 459자 · 1화면

아오조라 문고

安政年間の事であった。両国矢の倉に栄蔵と云う旅商人があった。其の男は近江から蚊帳を為入れて、それを上州から野州方面に売っていたが、某時沼田へ往ったところで、領主の土岐家へ出入してる者があって、其の者から土岐家から出たと云う蚊帳を買って帰り、それを橘町の佐野又と云う質屋へ持って往った。それは十畳吊の萌黄地の近江麻で、裾は浅黄縮緬、四隅の大房から吊手の輪乳に至るまで、凝ったものであったから主翁は気にいった。そこで主翁は十五両で買ったが、それは一両三歩二朱で買った物であるから栄蔵は大喜びであった。ところで翌朝、栄蔵の家へ佐野又から使が来た。栄蔵は何事だろうと思って出かけて往った。

「旦那、お使いをいただきまして」

「栄蔵か、此の蚊帳は返すよ。浜町の親父が来て、吊って寝ると云って持ってったが、蚊帳の外へ、養老しぼりの浴衣を着た、二十位の女が来て中を覗いたそうだ。金は要らないから持ってってくれ」

と云って蚊帳を返された。栄蔵が後で探ると、土岐家の妾が小姓と不義をしたと云う嫌疑で、其の蚊帳の内で斬られたとの事であった。