일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면

아오조라 문고

二人の漕ぎ手が、水夫の中からつかみ出されなければならなかった。

この漕ぎ手に白羽の矢が立ったのは、鰹船で鍛え上げた三上と、舵取りの小倉とであった。三上は低能であった。小倉はおとなしかった。白羽の矢は、岩見武勇伝の場合と違って、大抵この二人に、恒例として当たるのであった。

二人の漕ぎ手は、一里余の暗黒の海上を、サンパン止め――暴風雨にて港内通船危険につき港務課より一切の小舟通行を禁止する――の暴化を冒して、船長を日本波止場まで、「秘密」に送りつけねばならぬのであった。

船長は、「秘密」で、上陸して、その家庭へ帰るのであった。そして、その翌朝、「秘密」に、ランチで本船へ帰って、それから、「公然」入港するという手順になっていたのである。

それらの面倒で危険な、一人のために何にも関係のない、もう二人の人間の生命を、危険に向かって暴露する。この「秘密」の冒険で、船長は十時間、あるいはもっと少なく八時間だけ、家庭における人となりうるのであった。

船長は、船長室でしたくをしていた。彼は、彼の家庭についてだけ抱きうる、彼の思想を、この船に対する他のあらゆる思想と、全然区別していた。