일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きえたミジアム

消えた霊媒女

大倉 燁子

大倉 燁子의 消えた霊媒女(きえたミジアム)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,605자 · 31화면

아오조라 문고

見ると剥げちょろけた塔のような建物を背にして、石段の上に五六人の男が立ったり蹲踞だりしている。

「真中に立っている肥った男は私の夫です。その傍にサン・ハットを持って立っているのがこれからお話しようという物語りの主人公なんですから、ようく見といて頂戴」

三十五六、あるいは四十を大分出ているかも知れない。というのは、何だかこう干乾びてしまったといった感じがするほど痩せ細っていて、ちょっと年格好の見当がつき兼ねたからであるが、よく見ると上品な細面の相当綺麗な顔立なのだ。しかし見た感じは頗るよくなかった。尖った鼻、恐しく神経質らしい凄い眼、その陰鬱な物悲しそうな表情をじっと見詰めていると、何となく私まで引き入れられて、心が寒くなるような人柄だった。

「このお方は何て仰しゃる方?」

「勝田男爵の弟さん」

「まあ、大阪の? あの有名な勝田男爵?」

「そうよ、勝田銀行を御存じでしょう? でも、弟さんは東京にお住居になっていましたの」

なるほどそう云われて見れば、新聞でよく見かける勝田男爵の顔に酷似りだった。

そこでS夫人は静かに語り出した。

「今ではもうすっかり開けているでしょうが、その頃のシャム国は実に野蛮な未開地だったんですよ。