일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きえたミジアム

消えた霊媒女

大倉 燁子

大倉 燁子의 消えた霊媒女(きえたミジアム)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,605자 · 31화면

아오조라 문고

私は自分のはしたない仕草と、日本人だという親しみもあって、何ということなしに微笑みながら頭を下げると、その人は暫くの間、無言のまま私の顔を凝と見ていましたが、急に気がついたように愛想のない挨拶をして、そのまま踵を返してゆっくりと向うの方へ行ってしまいました。

私は何だかこうひどく侮辱された気持でした。帰って夫に訊きましたら、その人は公使の親友で大阪の勝田男爵の令弟だとのことでした。それも大変健康を害されて、保養のため欧洲へ遊びに行っていたのが、どうも思うようでなくひとまず帰朝と定り、その帰り路にシンガポールまで来ると急に気が変って、親友の公使を訪問旁、気分転換のためにもというのでシャム国に立ち寄られ、公使館のお客さまとして厚遇されているわけだったんです。それに来てみると、シャムという国が誠に気楽な処で、その暢気さが気に入ったものか、すっかり腰を落ちつけているのだと、夫はその身分を羨ましそうに云うのでした。

シャムは世界無比の仏教国で、どんな高貴な方でも男は生涯に一度は必ず仏門に入り、僧侶になる習慣があります。罪亡しになる人もありましょうし、中にはまた貴い身分のお方が有名な美人だったある公使夫人にお会いになりたい許りに、坊さんに扮して公使館を訪ね、夫人の手からお布施を貰われたというような話も、いまだに一つ